創刊はアルバート・ネルソン・マーキーズによる1899年発行のWho's Who in Americaであり、種類を増やしながら100年以上にわたって刊行され続けている。
Marquis Who's Whoは、主に学術研究における人物参照用(学術論文の投稿依頼・国際会議への参加依頼)に用いられ、掲載候補者は世界各国の調査員によって、各専門分野ごとの具体的な選択基準(著名組織を代表する地位、インパクトファクター等に代表される学識経験、講演活動、地域貢献)等に基づいて選出され、経歴情報については掲載候補者本人の確認作業を経た上、それに基づいて選抜および掲載されるため、信頼性が高い。
特に、Who's Who in the Worldはシリーズの中で最も選択基準が高く、国家元首および親族、政府首脳、政界実力者、財界実力者、大企業の経営者、ノーベル賞受賞者などの著名な学識経験者、世界的に活躍する芸術家や芸能人、オリンピックや世界大会のメダリストおよび世界記録保持者、世界的ベストセラー作家のように、国際的に著名である人物は、とりわけ重点的に選出される。
これに加えて、顕著な社会的活動を行った人物も重視する傾向にある。
世界各国の大学図書館や企業が所蔵するなど、世界で最も権威ある紳士録とされ、215カ国の約6万人の人物情報が収録されている。